社内勉強会で話した内容に対し、従業員から「分かりやすい」と反応があった件があるので紹介します。自分に与えられた質問だと思って考えてみて下さい
質問「もし、あなたの親友が財布を無くした時、あなたは真剣に財布を一緒になって探してあげますか？」
回答「はい、もちろんです」
質問「では、もしあなた自身が財布を無くした時、あなたはもっと真剣になって財布を探しませんか？」
職場でよく「真剣に、一生懸命仕事をする」とありますが、その根拠であったり、ものさしは何なのでしょうか？仕事の意味、本質は又別の機会にお話しするとして、この「探し物」のケースはまさに人間の本質であり、「真剣」とは「危機感」そのものだと、私は思っております。
現在の日本の赤字企業の割合は「63.8％」、貧困層家庭の割合は「15.4％」そして、子供の貧困の割合は「11％」子供9人に一人の割合でご飯が３食食べられない状況にあるのだそうです。他人事と思われるかもしれませんが、従業員５０人の会社で、内７人が貧困層と考えた時、他人事だと言えますか？
仕事の中での材料費だけではなく、個人の生活の中での食べ物のような必需品の値段もどんどん上がっており、このままでは自分がいつ貧困層の中に入ってもおかしくなく、今日本はそのような危機的な状況にあります。
天野研磨では半期ごとにテーマを決めておりますが、今のテーマは「真剣な取り組み」です。日本がどんな状況にあろうが、「真剣に仕事に取り組む」事は当たり前の事です。皆さんも是非「真剣とは何か？」考えてみて下さい。
