前回のコラム「その1」の続きになります。「お相撲さん半減?」の記事の次のページに「日本人は今こそ目覚めるべきだ」という記事があり、そこには「日本人は「気が付かない」のではく「気付きたくない」」とありました。昔何かの本で「戦場で自分の傷口が見られない兵士は早死にする」という言葉を読んだことがありますが、同じ意味なのではないでしょうか。
持論になりますが、先日社内勉強会で行った「内部、外部の課題の議論」はまさに傷口探しの方法の一つであり、そして例えば「少子化問題」→「人材育成による労働生産性アップ」→「売り手買い手の相互理解」→「賃上げ」、又「古い習慣と若者とのギャップ」→「風通しの良い環境づくり」等は簡単な表現ではありますが、解決方法の一つであり、これらの事に真剣に取り組む為に「日本人全体が危機感を持つ」事が何より大切なのだと思います。
同じく同日の新聞の中の記事で「日本人には他国にない非常に繊細な職人技がある」ともあります。天野研磨にも、研磨(研削)加工メーカーとして長年培った日本人として誇れる職人技があります。そんな日本の良いところ(強み)がまだ残る今こそ、日本人が立ち上がる最後のチャンスではないでしょうか。天野研磨も、この愛知から日本の産業を盛り上げていき、相撲界と日本産業の発展を心から応援いたします。
